長い間使わなかった革製品のお手入れ

長い間使わなかった革製品のお手入れ

長い間放置していた革製品は、乾燥していることがあります。
そのため、本来のツヤを蘇らせるためにも、オイルでケアをすることが必要です。
お手入れの仕方は、まず水にぬらして硬く絞った布で革製品の表面を拭きます。
ベタベタに濡らしてしまうと変色の原因になってしまうため、水気を吸い込ませないように拭き取ることが大事です。
拭き終わったら、革専用の透明のオイルを塗りこんでいきます。
ただし、大量につけると表面の通夜はあるのに内側は乾燥している状態となり、ボロボロになってしまうことがあります。
少な目にオイルを取り、丁寧に塗りつけていくのが正解です。
負担がかかりやすい場所には多めに、それほど負担がかからない場所には少な目に塗るのがコツです。
オイルを塗った後は、ブラシで馴染ませると美しい光沢を出すことができます。
ブラッシングが終わったら、乾いた布で革製品の表面をしっかりと拭くと、表面に残ったオイルを取り色むらなどを防ぐことができます。

革製品は補修できるのか気になるポイントについて

革製品は丈夫な一方で一度傷やシミがついてしまうと、元に戻すのは難しく補修は困難を極めると考えられるのではないでしょうか。
確かに致命的なダメージは修復するのが困難ですが、大抵の革製品のダメージについては補修できることが多いです。
シミ汚れは強力な洗浄によって落とすことができますし、再び綺麗に仕上げることで見違えるように美しくなります。
傷や色あせなどは部分的に直せますし、張り替えずに済むケースも少なくないといえます。
大きなひび割れや裂け目ができている場合は、剥がして張り替えが必要になることもありますが、その場合でも革製品が新品同様に蘇ります。
色を変えるといったことも可能ですから、革製品はリメイクできる余地も小さくないことが分かります。
カビが生えてしまったブーツ、肘の部分が擦れて目立つ革ジャン、摩擦でそこだけ質感が変わってしまっている椅子、ソファもプロの手に掛かれば見違えるように蘇るのではないでしょうか。